ノアの方舟(Noah's ark)

ノアの方舟のお話は旧約聖書の最初、創世記の6章から9章にあります。

神は地上の人が堕落しているのを見て、これを洪水で滅ぼすと決めました。
アダムから数えて10代目の子孫、「神に従う無垢な人」であったノア(当時六百歳 ん?)に
神はこのことを告げ、ノアに箱舟の建設を命じました。
ノアは大洪水が来ることを前もって人々に知らせましたが、誰も耳を傾けませんでした。

箱舟はいとすぎの木で作り内外にまつやにを塗りこんで水の侵入を防ぎました。
大きさは長さ137m、幅が23m、高さが14mで3階建てで内部に小部屋を多く設けました。
(今の船に換算すれば 5万トン級のタンカーに相当します。 長さと幅・高さの比は今日の船舶工学を駆使した近代船舶の比率とまったく同率です。)

ノア達は箱舟を完成させると、ノア夫婦と三人の息子夫婦、合計8人が乗り込みました。
また、総ての生き物1つがい、そして総てのきよい動物7つがい、さらに総ての鳥を7つがい、
及び食べられるあらゆる食物をとって、箱舟に乗せるよう神に命じられ、その通りにしました。

すべての作業が終わって7日目から、40日40夜、滝のような雨が降り続きました。
水は一番高い山頂から8mの高さまで増水し、陸地は全く無くなりました。
雨が止んでから、150日を過ぎてやっと水は減り始めましたが、地上の生き物はすべて死に絶えてしまいました。
その後箱舟はアララト山の上にとまりました。

四十日のあと、ノアはまず烏を放ちましたが、とまるところがなく帰ってきました。
さらに鳩を放したが、同じように戻ってきました。
(この日が4月1日だったと言われています。
ハトは陸地に到着できなかったため、ノアにダマされたと言うことで エイプリルフールの起源の一説にもあげられています)
「PAPER ARK(かみのはこぶね)」見本帳の発売日はこの日に因んで4月1日としました。

七日後、もう一度鳩を放すと、鳩はオリーブの葉をくわえて船に戻ってきました。
さらに7日たって鳩を放すと、鳩はもう戻ってきませんでした。

ノアは水がひいたことを知り、家族と動物たちと共に箱舟を出ました。
そこで祭壇を築いてお祈りをしていると、神がノアとその息子たちを祝福し、
ノアとその息子たちと後の子孫たち、そして地上の全ての肉なるものに対し、
全生物を全滅させる大洪水は決して起こさないことを約束し、その しるしとして空に虹をかけました。

 

 

 


「PAPER ARK(カミノハコブネ)」見本帳
 

 

株式会社梅原洋紙店