■パルプの漂白■

現在、パルプを漂白する際に塩素を使用しています。
この塩素が焼却の際、他の有機物と反応してダイオキシンに変化します。
日本の製紙メーカーのほとんどは酸素漂白と言う方法を採用しています。
酸素漂白も塩素を使用しますがその使用量も少なく、
ダイオキシンの発生は問題ないレベルだと云われています。
しかし、アメリカでは1998年にクラスタールールが施工され、
無塩素漂白パルプへの転換が始まっています。

■無塩素漂白パルプ
製紙メーカーによっては[エコパルプ]と言う名称になっていたりしますが、 塩素をほとんど含まない為、焼却時にダイオキシンの発生がほとんど無く 「人にもやさしい紙」として再生紙・非木材紙と共に注目を集めています。